福井県坂井市の越前松島水族館で1日、新春恒例のフンボルトペンギンとオウサマペンギンの「初詣」が始まった。愛嬌たっぷりの姿が来場者を楽しませている。11日まで。
フンボルトペンギンの回では、体長約40センチの13羽が飼育スペースから広場内に設けられた「人鳥神社」までのコース約40メートルを歩いた。チリやペルーなど比較的温暖な地域に生息するフンボルトペンギンにとって、晴れ間の広がった1日は絶好のお出かけ日和。元気よく行進し、来場者の注目を集めた。
高さ約1メートルの鳥居をくぐると、数羽は神社の階段を上るなど、昨年末からの訓練の成果を披露。茨城県から家族と帰省中の任田百花さん(7)は「ヨチヨチ歩いていてかわいかった」と話していた。
各日、フンボルトペンギンは午後1時20分、オウサマペンギンは午前11時20分と午後3時10分から初詣を行う。