日本郵便信越支社(長野市)は、NHK大河ドラマ「真田丸」で注目を集めている真田家を題材にしたオリジナルフレーム切手「真田三代」の販売を始めた。「戦国の世を疾風のごとく駆け抜けた真田三代」と題し、幸村(信繁)、父昌幸、祖父幸隆(幸綱)をそれぞれ、「大坂夏の陣獅子奮迅の活躍」「徳川軍を二度撃退」「真田氏中興の祖」と紹介している。
江戸時代、松代藩真田家10万石の城下町だった長野市松代町を中心とした観光資源をPRする狙い。切手には、ともに松代町の松代城跡(国史跡)や真田家菩提(ぼだい)寺の長国寺、関ケ原の戦い(1600年)に際して真田家が敵味方に分かれる場面を描いた図などをデザインした。
82円切手10枚セットで、1230円(税込み)。北信地方(千曲市、埴科郡坂城町を除く)の郵便局107局で販売するほか、上田市などの一部郵便局でも扱う予定だ。
長野市役所で2日、川野陽一支社長が加藤久雄市長にフレーム切手を手渡した。問い合わせは日本郵便信越支社(電話026・231・2368)へ。