松本市の上高地線を運行するアルピコ交通(松本市)と、同市新村地区の住民らでつくる「上高地線応援隊」は21日、恒例の「上高地線ふるさと鉄道まつり」を、同地区の新村駅で開いた。9回目の今年は、同社の鉄道車両やバスのほか、松本署の協力で白バイとパトカーを初めて展示。親子連れらでにぎわった。
会場には、かつて同線を走った旧5000系と現在の3000系の車両、除雪用のロータリー車などが並び、旧5000系の車両内では社員が抹茶と菓子を振る舞った。車両整備に使う車庫には地元の愛好家グループが「Nゲージ」と呼ばれる鉄道模型を展示し、訪れた人たちが写真を撮りながら見つめていた。
ミニSLも用意され、子どもたちは車両にまたがって手を振るなどして楽しんでいた。