法被姿の高校生から中野市産のキノコを使ったスイーツを受け取る乗客

法被姿の高校生から中野市産のキノコを使ったスイーツを受け取る乗客

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スイーツ食べて沿線の魅力発見 列車内で中野市が無料配布

信濃毎日新聞(2016年3月22日)

 長野電鉄(長野市)の観光案内列車「特急ゆけむり〜のんびり号〜」の車内で21日、中野市産のキノコやリンゴを使って開発されたスイーツの無料配布があった。新しいスイーツのPR活動の一環で、市が企画。乗客は、車窓の向こうに広がるのどかな風景を眺めながら、中野市の農産物を使った菓子を味わった。

 特急ゆけむりは、長野(長野市)―湯田中(下高井郡山ノ内町)両駅間を結び、途中で中野市を通過する。この催しは、特急ゆけむりを利用して、沿線の魅力も発信する狙いだ。

 この日は、法被姿の市職員や地元の高校生らが、エノキタケを使ったクッキーやマドレーヌ、リンゴのパイなどを上下線各1本の車内で配布。10分ほど停車した桜沢駅(中野市)では、ホーム上でスイーツやイチゴを振る舞った。

 家族5人で乗車した長野市若槻の会社員柴田泰成さん(34)はエノキタケ入りのマドレーヌを食べ、「とてもおいしかった。信州の新しい一面を感じます」と話した。

 今回配ったキノコとリンゴのスイーツは、中野市などでつくる「信州中野きのこのお菓子振興プロジェクト会議」と「市きのこ・果実消費拡大実行委員会」が本年度開発した。

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