上田市の民間事業者などでつくる「大河ドラマ『真田丸』上田市推進協議会」は29日夜、第4回総会を市内で開き、来年度事業などを決めた。協議会が運営する「信州上田真田丸大河ドラマ館」の展示内容をドラマの展開に合わせて充実させるほか、真田氏ゆかりの地と連携した観光PRなどに取り組む。
総会には会員ら約50人が出席。開会あいさつで協議会長の柳沢憲一郎・上田商工会議所会頭は「ドラマの視聴率は好調で、ドラマ館入館者は平日3千人を超えている。駐車場対策やおもてなしの事業をさらに進める」と述べた。
来年度は、観光客をもてなす各種イベント、中心市街地に開設された「真田十勇士ガーデンプレイス」との連携事業などに取り組む。来年度予算は、収入で市と県の負担金計約2億5100万円、ドラマ館の入場料収入約1億5700万円などを見込み、支出はドラマ館事業費の約1億5500万円などを盛った。
1月17日に開館した大河ドラマ館の入館者は今月26日に10万人を突破。来年1月15日まで1年間の入館者目標を50万人としている。