小諸市は8日、懐古園のソメイヨシノの開花宣言を出した。市懐古園事務所によると、午前7時半ごろ、園内の観測木で5、6輪が咲いているのを確認。開花は昨年よりも1日早く、今月中旬が見頃となる見込み。懐古園では9〜30日に「小諸城址(じょうし)懐古園桜まつり」が開かれる。
長野市の会社員小林裕太さん(28)と未来(みく)さん(30)夫婦は2人の子どもと、シートを広げて一足早い「花見」。未来さんは「時季が早かったが、来て良かった。開花が進めば、すごいと思う」と話していた。
園ではまつりの期間中の日没から午後10時まで、桜をライトアップ。戦国武将の衣装をまとって来訪者をもてなす「小諸センゴク甲冑(かっちゅう)隊」は9、16、23日の午前9時〜午後3時、茶と茶菓子を500円で提供する。24、25日には約50の露店が出る懐古神社例大祭がある。
同事務所によると、紫がかった濃いピンク色の花を咲かせる「小諸八重紅枝垂(やえべにしだれ)」は、約1週間後に開花する見込みだ。
入園料は高校生以上300円、小中学生100円(午後5時〜翌午前8時半は無料)。