南木曽町読書の天白公園で9日、「なぎそミツバツツジ祭り」(町や町観光協会などの実行委員会主催)が始まった。好天に恵まれ、中京圏を中心に観光客が大勢訪れ、薄紫色の花を楽しんだ。17日までの期間中、駐車場などに物産のブースも並ぶ。
会場は木曽川右岸の斜面で、6種類のミツバツツジ計約400株が群生している。実行委事務局の町によると、現在は「五分咲き」で、来週以降が見頃だというが、一帯には桜やハナモモも咲き、「いいタイミングで祭りが始まった」と話す。愛知県刈谷市から夫や長女と訪れた主婦、山本小百合さん(53)は「以前から一度来てみたいと思っていたが、本当にきれい」と話していた。
9、10日は、近くの桃介橋河川公園でろくろ細工など町内の伝統工芸品を展示販売する「こだわりの匠(たくみ)市」(南木曽商工会産業部会主催)と、天白公園北で地元農家が菜の花畑を開放する「菜の花まつり」も開かれている。