松本市の浅間温泉旅館協同組合の婦人部が、温泉を楽しみながら温泉療法について学んだり運動をしたりするツアーを初めて企画した。２８日から２泊３日の日程で、参加者を募っている。

　市観光温泉課によると、同温泉の利用客は１９９６年の９２万６千人余から２０１５年は６６万３千人余と減少傾向。婦人部は集客策を考える中で、温泉の癒やし効果と自然や観光地を組み合わせたツアーを検討してきた。

　ツアー初日は、午後２時から一般社団法人健康保養地医学研究機構（東京）理事で温泉療法に詳しい宮地正典さんによる講演がある。２日目は午後１時３５分から松本市の美鈴湖で専門家の指導を受けながら運動をする。３日目は、市美術館で同市出身の草間弥生さんの常設展を観たり、山辺ワイナリーで地元産ワインを楽しんだりする。婦人部長の山本直子さん（６０）は「浅間温泉は周囲を北アルプスの自然に囲まれ、中心市街地にも近い。心身ともにリラックスしてほしい」と話す。

　定員２０人。税込みで１人１万６千円〜２万円。問い合わせは安曇野市穂高のトラベルプラザ（電話０２６３・８１・３１００）へ。