長野県 松本・上高地・美ヶ原 その他

松本へ韓国発チャーター便 大韓航空、2〜3月5往復へ

信濃毎日新聞(2016年12月16日)

 県営松本空港(松本市)と韓国・仁川(インチョン)国際空港を結ぶ国際チャーター便が就航する方針が固まったことが15日、分かった。来年2~3月に5往復する見通し。松本空港の国際チャーター便就航は2015年3月以来ほぼ2年ぶり。県はチャーター便の実績を積み重ねることで定期便就航につなげたい考えだ。

 大韓航空が小型ジェット機を運航し、主に韓国の観光客らが松本を訪れ、数日後に韓国へ帰国する。松本空港発の韓国への国際チャーター便は過去にも例があるが、韓国からは初となる。

 松本空港を利用する国際チャーター便は08年度に最多の32便を記録した。ただ、訪日観光客の増加に伴い、国外の航空会社が国内地方空港への国際定期便の路線を相次いで新設。国際チャーター便に回す機体が確保しにくくなり、松本空港利用の便は、15年3月のカンボジアを最後に途絶えていた。

 県は6月、松本空港の10年先を見据えた「発展・国際化に向けた取り組み方針」を決定し、方針の柱の一つとして「空港の国際化」を打ち出した。将来の目標として「2路線週4往復」の国際定期便と、年間100便の国際チャーター便就航を掲げている。

 県は国際チャーター便の誘致に向けて、県や市町村などでつくる信州まつもと空港利用促進協議会への負担金976万円を計上した一般会計補正予算を県会11月定例会に提出、可決された。国際チャーター便を運航して松本空港を利用する航空会社の空港施設使用料を補助する制度を新設するなどし、本年度内に6便の運航を目指すとしていた。

今月のお得な国内ツアー びゅう

松本・上高地・美ヶ原 ニュース

松本・上高地・美ヶ原
イベント

松本・上高地・美ヶ原
スポット