しなの鉄道(上田市)は16日、観光列車「ろくもん」で4月から夕方に定期運行する新商品「信州プレミアムワインプラン」の発表会を東御市で開いた。玉木淳社長(46)は「ワイン列車といえばろくもんと言われるようになりたい」と意気込みを語った。
しなの鉄道線(軽井沢―篠ノ井)の沿線地域にはワイン用ブドウの産地やワイナリー(醸造所)が多く、県の「信州ワインバレー構想」の「千曲川ワインバレー(東地区)特区」に認定されている。
同プランは、軽井沢を日帰りで訪れていた首都圏の20〜40代女性をターゲットに、温泉地がある千曲市、上田市へワインを飲みながら移動し宿泊してもらおうと考案した。車内では月替わりで4、5種類のワインをグラス1杯ずつ提供。ワイナリーの職員やソムリエが添乗し、ワインの楽しみ方などを紹介する。
発表会は東御市のワイナリー「アルカンヴィーニュ」で開き、代表の玉村豊男さん(71)らが、同プランで提供されるワインと食事を試飲、試食した。料理を担当する下高井郡山ノ内町のホテルタキモト社長で料理長の関宗一郎さん(34)は「沿線の食材でワインに合う料理を考えた」と説明。玉村さんは「同じ土地で採れた食材とワインは必ず合う」と話していた。
問い合わせ・予約はろくもん予約センター(電話0268・29・0069)へ。