アイボリー地に緑と赤を施した初代長野色の車両=8日、千曲市のしなの鉄道戸倉駅

アイボリー地に緑と赤を施した初代長野色の車両=8日、千曲市のしなの鉄道戸倉駅

長野県 上田・小諸 鉄道

しなの鉄道 懐かし「初代長野色」

信濃毎日新聞(2017年4月9日)

 しなの鉄道(上田市)は8日、アイボリー地に緑と赤の「初代長野色」に塗装した115系車両の臨時列車(3両)を戸倉(千曲市)―軽井沢(北佐久郡軽井沢町)間で往復運行した。7〜9月にJR各社や県内自治体が展開する大型誘客事業「信州デスティネーションキャンペーン(DC)」に向け、盛り上げに一役買おうと企画。乗客に記念乗車証明書を配布し、軽井沢駅では車両の撮影会を開いた。

 しなの鉄道は10月に迎える開業20周年と信州DCに合わせ、3編成を順次、「特別色」に塗り替える計画。第1弾の初代長野色は県内を走るJRの一部普通列車で1989年に採用されたデザインで、92年以降に順次切り替わって姿を消した。

 戸倉駅で出発式を開き、しなの鉄道の玉木淳社長(46)は「信州の良さを感じられる車両。鉄道を通して地域を元気にしたい」とあいさつ。初代長野色を考案したJR東日本長野支社の元社員、北原敏彦さん(60)=松本市=は「支社内で募集し、利用者の投票で選ばれた。雪、山の新緑、信州人の温かい心を表現した」と説明し、テープカットして出発を祝った。

 初代長野色の車両は当面、普通・快速列車として運行。第2弾は5月20日、第3弾は7月29日に登場する。

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