松本市の若手経営者らでつくる「松本食堂サミット」、松本味噌醤油(しょうゆ)工業協同組合が共催し、30日まで市街地で展開しているみそ料理の食べ歩きイベント「まつもとMISO(ミソ)さんぽ」が好評だ。昨年までの「松本味噌(みそ)バル」を刷新。居酒屋やレストラン、ラーメン店など参加は60店に倍増した。ランチタイムも楽しめるようにし、家族連れの人気も集めている。
みそを使った牛タンシチューやハンバーガーなど和洋折衷の料理を提供する。営業時間は、店によって日中から深夜までと幅広い。
同市出身の鎌倉時代の高僧がみその醸造法を日本に伝えたとされることもあり、特産品としての浸透を図る。2年続けたバルも好評だったが、期間が1週間〜10日と短かかったため、今年は11月の1カ月間に拡大した。
参加店の一つ、コンコースカフェ(中央2)は「来店のきっかけづくりになり、普段使わないみそを食材にすると新しい発見もある」と歓迎。松本食堂サミットの中林玲会長(41)は「日中も楽しめる内容にして客層が広がった。みそは県内各地の特産品なので、将来は連携してイベントを開きたい」としている。
60店のメニューなどを紹介したパンフレットを、全参加店で配布している。