かまくらの中で鍋料理を味わう「レストランかまくら村」が26日、飯山市外様(とざま)地区の「かまくらの里」で始まった。雪がちらつく中、国内外の観光客らが会場を訪れ、雪国の風情を満喫しながら地元産の食材をふんだんに使った鍋を堪能していた。
会場には住民団体「かまくら応援隊」が造ったかまくら21基が並んだ。鍋には市特産の「みゆきポーク」やキノコ、野菜を使用。富山県黒部市の黒部・宇奈月温泉観光局に所属する高橋昌美さん(49)は、同県内の観光関係者7人と視察も兼ねて訪れた。高橋さんは「生活面でマイナスに考えがちな雪をプラスの発想で生かしているところがすごい。鍋は具材が多くおいしかった」と話していた。
かまくら村は口コミなどで年々来場者が増えている。今回も過去最多の3405人が来場した前回(2017年1月27日〜2月28日)を既に上回る3834人が予約している。外国人の来場者も増えており、この日もスキーをするため、野沢温泉村に滞在しているオーストラリアからの観光客の姿もあった。
毎週水曜日を除く2月27日までの昼と夜に営業。予約状況は信州いいやま観光局(飯山市)のホームページで確認できる。問い合わせは同観光局(電話0269・62・3133)へ。