長野市は14日、市立長野図書館(長門町)の敷地内にあるロトウザクラが開花したと発表した。平年より4日、昨年より7日早い。暖かな日差しの中、薄桃色の花が木の枝のあちこちで咲き、春の到来を感じさせている。
長野地方気象台によると、14日の県内は高気圧に覆われて晴れた。長野の最高気温は20・4度と平年より11・2度高く、4月下旬並みの暖かさ。図書館によると、職員が正午ごろ、南側の木で5、6輪の花が咲いているのを確認した。通り掛かった人たちは、それぞれ花を眺めたり、写真を撮ったりしていた。
図書館を訪れた近くの70代女性は、つぼみの様子を見て、数日前から開花を楽しみにしていたといい、「咲くと春になったと感じます」と笑顔。宮崎利昭館長は「かわいらしい花なので、多く人に楽しんでほしい」と話していた。