木曽町観光協会と王滝村の王滝観光総合事務所を統合して、両町村の観光戦略を担う「DMO」として昨春設けられた一般社団法人「木曽おんたけ観光局」の事務所が、同町のJR木曽福島駅前に完成し、24日にお披露目された=写真。役員や地元の商店主、住民ら約40人が集まり、事務所を見学した。
事務所は、薬局や整体院などで使われてきた木造崖家(がけや)造りの建物を借り、約2200万円かけて改修。国内外からの観光客を増やすだけでなく、農林業との連携も含めて地域振興を担う方針だ。スタッフ6人で業務を始めている。
この日、看板を掲げた後、代表理事の松井淳一さん(63)が「両町村だけでなく、木曽全体の観光の中心として活動する施設にしたい」とあいさつした。