福井県坂井市三国町加戸地区の坂井北部丘陵地を通る広域農道「フルーツライン」沿いで、ヒマワリが見頃を迎えている。太陽を浴びた約10万本の大輪が輝くように咲き誇り、訪れた人たちの目を楽しませている。
池上、嵩の両区の農家でつくる農地保全の会が毎年、休耕畑の維持を兼ねて栽培している。2012年からは加戸・公園台まちづくり協議会が、観光資源としてPRしている。
今年は両区の計約4万平方メートルで約40万本を栽培。池上区では、約2万平方メートルの「ひまわりパーク」で20日ごろに開花が始まった。開花期間を延ばそうと、今年は畑の半分ずつで時期をずらして種をまいており、残り半分の約10万本も咲き始める8月上旬に見頃のピークとなる見込み。
パーク内には散策路が造られ、27日はヒマワリに囲まれながら写真を撮ったり、切り花を彼女にプレゼントしたりするカップルの姿も見られた。初めて訪れた越前町の高橋加奈さん(25)は「すごくきれい。摘んだ花を玄関に飾りたい」と話していた。