木曽郡上松町は29日、JR上松駅前の広場で、町出身で大相撲名古屋場所で初優勝した御嶽海関(本名・大道久司、出羽海部屋)の活躍を祝う「優勝イベント」を開いた。大屋誠町長が、御嶽海関の代わりに出席した母親の大道マルガリータさん(48)に、今回新設した「あげまつ感動大賞」の表彰状を手渡した。
町は御嶽海関に対し、新入幕を果たした2015年に町功労者の特別表彰をしているため、さらに顕著な活躍をした人に贈る感動大賞を新設した。
午後7時から開かれたイベントには、約300人の町民らが集合。大屋町長は「初優勝で感動させてもらった。住民も一緒に祝いたい」と述べた。マルガリータさんは「皆さんの応援で優勝することができた。感謝の気持ちでいっぱいです」とあいさつすると、会場から「おめでとう」と声が掛かり、拍手も湧いた。
この後、マルガリータさんや大屋町長ら7人がステージ上から1200個の紅白の餅をまいた。