チャイコフスキーの交響曲第5番を情熱的に指揮するディエゴ・マテウスさん(中央手前)=26日、松本市のキッセイ文化ホール

チャイコフスキーの交響曲第5番を情熱的に指揮するディエゴ・マテウスさん(中央手前)=26日、松本市のキッセイ文化ホール

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情熱のタクト、2000人を魅了 OMFでマテウスさん

信濃毎日新聞(2018年8月27日)

 国内外の音楽家が出演するセイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)は26日、メインのオーケストラ公演が、松本市のキッセイ文化ホール(県松本文化会館)であった。計3回のプログラムの初回。ベネズエラ出身の若手指揮者ディエゴ・マテウスさん(34)が、サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)と共に2000人を熱気に包んだ。

 イタリアのフェニーチェ歌劇場の首席指揮者などを歴任したマテウスさんは、サイトウ・キネン・フェスティバル(SKF)松本時代を含め4年ぶり3回目の出演。チャイコフスキーの交響曲第5番では曲想に合わせ、力強く腕を動かしたりタクトを繊細に振ったりして、SKOと一体で情熱的に演奏した。

 中盤には、信州に縁の深いバイオリン奏者竹沢恭子さんや、若手チェロ奏者宮田大さんら4人が独奏し、指揮者なしでハイドンの協奏交響曲を披露。4人はアンコールにも応じた。観客の拍手は鳴りやまず、マテウスさんらは何度も登壇して応えていた。

 公演後には松本市内のホテルでパーティーも。サイトウ・キネン財団の広中平祐理事長は、体調を考慮し、指揮を降板した総監督の小澤征爾さん(82)を気遣って「来年は素晴らしい演奏を」と期待。マテウスさんは「松本の皆さんは、この素晴らしいフェスティバルやオーケストラを誇りに思ってほしい」と話し、出席者を喜ばせた。

 OMF実行委員長の坪田明男・松本市副市長、実行委名誉会長の阿部守一知事もあいさつした。

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