織ネームの製造過程が間近で見られる工場=福井県坂井市の柳澤織ネーム

織ネームの製造過程が間近で見られる工場=福井県坂井市の柳澤織ネーム

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織ネーム魅力発信へ工場一般公開 福井県坂井市の柳澤織ネーム

福井新聞(2018年8月31日)

 織ネームの魅力を知ってもらおうと、福井県坂井市の「柳澤織ネーム」が工場など自社施設の一般公開を始めた。製造工程を間近で見られることやオリジナルの織ネームが製作できることが話題となり、県外からも来場者が訪れるという。柳澤治久社長(66)は「織ネームの博物館として気軽に立ち寄ってほしい」と話している。

 同社長は洋服の生産拠点が海外に移行し、織ネーム市場が縮小していることを懸念。「多くの人に織ネームの良さを知ってもららいたい」と7月15日に公開を始めた。施設の名称は「hataba(機場[はたば])」と名付けた。

 工場には30台の織機があり、来場者の要望に応じて稼働させて色とりどりの織ネームが出来上がる様子を見てもらう。2千円で幅18ミリ、長さ55ミリのオリジナル織ネーム30枚を作ることもできる。

 工場に併設された約70平方メートルのスペースをサロンと位置付け。作業台や椅子、電子ピアノなどを置き、さまざまな創作活動やイベントが開けるようにした。

 公開以来、来場者が会員制交流サイト(SNS)などで魅力を発信、観光のついでに立ち寄る県外客もいるという。hatabaを盛り上げようと、ポーセラーツなどを手掛ける丸岡町地域の4人の女性グループ「Coquet Coquette(コケ・コケット)」もサロンを活動拠点に決め、9月1、2の両日には、販売会やワークショップを開く。

 後進の育成へ、織ネームに興味がある人に織機を使ってもらい、同社長所有のアパートに安い家賃で住んでもらいながら活動する人を求めている。同社長は「工場見学に限らず、多くの人が集える場所にしたい。織ネームの次代を担う人材を輩出したい」と話している。

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