デザインした配布用コーヒーの包装を手にする岡学園の生徒たち

デザインした配布用コーヒーの包装を手にする岡学園の生徒たち

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若者の感性、門前の光に 善光寺イルミ、盛り上げ準備

信濃毎日新聞(2018年11月7日)

 24日〜12月25日に長野市で初開催される「善光寺表参道イルミネーション」で、市などの実行委員会が、地元の大学や専門学校などと連携した盛り上げを図っている。若い世代の感性を生かしながら、地域への愛着を深めてもらう狙いもあり、学生や生徒たちはそれぞれ、日頃の活動の成果を生かしてグッズの開発や装飾、イベントのPRなどに力を発揮。近づく本番に向け、準備に奮闘している。

 長野美術専門学校の生徒たちは10日、通りに飾るランタンを作る小学生向けのワークショップ(WS、参加型講座)を開く。ランタンは花形の紙にそれぞれ絵を描いてもらい、組み立てる仕組み。約180個を地元の子どもたちと作る企画だ。川崎市のグラフィックデザイナー堤岳彦さん(43)がデザインした。

 WSに向けて事前に開いた堤さんの講演には、生徒17人が参加。堤さんは今回、描いてもらう絵柄は丸だけにしたいとし、「少しの縛り」を設けることで自由な発想と統一感を両立したい―と説明。2年の丸田映莉香さん(19)は「シンプルさが親しみやすいと思った。子どもたちと作るのが楽しみ」と話した。

 岡学園トータルデザインアカデミーの生徒は、催しのPRのため配っているコーヒーの包装を3種類デザイン。催しでは善光寺本堂などに、光からハスのつぼみが現れ、咲き乱れる―といった映像を照射する予定で、包装にもハスの花や光をかわいらしく盛り込んだ。デザインを担当した1人で2年の津田有希さん(19)は「受け取った人の印象に残り、足を運んでもらえたらうれしい」と話した。

 生徒らは、催し期間中に特設ブースで販売するアロマオイルの香りの選定や包装のデザインにも取り組んでいる。商品名は輝くイルミネーションを想像し、月や花が恥じらい隠れるほどの美しさを表す四字熟語「羞花閉月(しゅうかへいげつ)」から「syuka」に。発案した1年の浦野咲弥(さくや)さん(19)は「実際に商品になるので、責任を感じてドキドキします」と楽しみにしている。

 実行委は今回、若者のアイデアを形にしたい―と大学や専門学校に呼び掛け、1校当たり約30万円を予算化。他にも、信州大の学生グループが会場一角の照明をデザインしたり、長野高専の学生が長野駅壁面に投影する映像を作ったりしている。県立大・県短大、清泉女学院大もグッズ製作やWSなどで盛り上げる。

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