木々が色づき始めた養浩館庭園で始まった雪つり作業=11月8日、福井県福井市宝永3丁目

木々が色づき始めた養浩館庭園で始まった雪つり作業=11月8日、福井県福井市宝永3丁目

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養浩館庭園で雪つり作業始まる 福井、国の名勝

福井新聞(2018年11月9日)

 福井市の国の名勝、養浩館庭園で11月8日、雪の重さから樹木を守る雪つり作業が始まった。木々が色づきだし、足元に多くのドングリが転がる園内の冬支度に、来園者は季節の移ろいを楽しみながら散策していた。

 専属庭師の森口朝行さん(44)が午前10時ごろから、庭園北側のマツの雪つりを始めた。竹の支柱を立てた後、上端に取り付けた24本の縄を円すい状に枝に結んだ。さまざまな角度から確認、バランスを調整した。半月ほどかけ、マツ9本とツツジなど低木の全ての作業を終える予定。

 25日までの金曜―日曜と祝日、祝日の前日の午後5時から同9時まで、夜間ライトアップを行っている。森口さんは「紅葉と雪つりの二つの景色から、季節の移り変わりを感じてほしい。夜のライトアップは、光に映える雪つりの円すいを楽しんでほしい」と話していた。

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