貸し出される棚(右)に飾る予定のお面を手にする相沢さん

貸し出される棚(右)に飾る予定のお面を手にする相沢さん

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手作りあめ、魅力知って 松本の老舗店舗一角をギャラリーに

信濃毎日新聞(2018年12月21日)

 松本市大手2のあめ製造老舗「飯田屋製菓」は来年1月3日から、店舗の一角を「街角ギャラリー807(はちまるなな)」として無料で貸し出す。県内のクラフト作家らに作品の展示場所を提供するとともに、展示をきっかけにお客さんを集め、クラフト(手作り品)でもあるあめを知ってほしいと願っている。

 専務の伊藤雅之さん(45)が、ガラス張りの店舗前面に設けた棚に、おいのクラフト作品を置いたところ、外から観光客らが写真を撮るなどしていたことから発案した。

 棚は幅約180センチ、奥行き約30センチで3段。貸し出し期間は1回で10日間ほどを想定しており、作品は展示販売できる。棚はワイヤでつるしており、重量が軽い作品が望ましいという。「807」は山の形の下に七をあしらった店の紋「やましち」にちなんだ。

 来年1月3〜14日は、おっとぼけ美術館(松本市里山辺)の相沢和典館長(48)が飯田屋製菓の社員であるという縁で、おかめや金太郎のお面を展示販売する「新春縁起のお面展」を企画。相沢さんは、新たなギャラリーについて「気兼ねなく入れるので、あめや作品との出合いに良いスペース」と話す。

 伊藤さんは「あめは松本に古くから伝わるクラフト。あめ文化を発信する一翼を担う場所にしたい」と期待する。問い合わせは飯田屋製菓(電話0263・32・1983)へ。

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