信濃町の野尻湖畔で27日、春の観光シーズン到来を告げる「湖水開き」があった。地元の信州しなの町観光協会や行政の関係者ら約30人が出席。観光客の安全とともに、10連休で幕開けした行楽期のにぎわいを願った。
安全祈願の神事に続き、同協会の砂山聡会長は「あと3日で平成が閉じ、令和が始まる。活気あふれる時代の幕開けになってほしい」とあいさつ。遊覧船の乗り場ではテープカットに続いて無料乗船があり、観光客ら約100人が湖上の眺めを楽しんだ。
連休初日の湖では、ボートに乗って釣りを楽しむ人の姿も目立った。同協会事務局によると、連休中の町内宿泊施設の予約状況は好調といい「10連休はありがたい」と期待を高めていた。