新たに「英語・中国語版」も作った「はしごマップ」を手にする参加店や施設の担当者

新たに「英語・中国語版」も作った「はしごマップ」を手にする参加店や施設の担当者

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松本の店を「はしご」でお得 参加店マップに中国語追加

信濃毎日新聞(2019年6月1日)

 松本市街地で1日、店から店へとはしごすると特典や割引サービスを受けられる恒例の企画が始まる。中心市街地の店舗や施設でつくる「まつもと100てんプロジェクト」が市街地を回遊してもらおうと始め、11年目。今回は参加店の情報を載せた「はしごマップ」の「英語・中国語版」を新たに作り、幅広い人に城下町でのはしごを楽しんでもらう。

 今回は飲食店や小売店、宿泊施設など98カ所が参加。利用した店や施設で名刺サイズの「はしごチケット」をもらい、チケットに記載されたアンケートに年代や性別、どこから来たかなどを記入する。チケットを別の店で渡すと、ミニギフトや割引などのサービスを受けられる仕組みだ。

 はしごマップは2016年から英語版を作っているが、今回から中国語(繁体字)を併記し、1万2千部を用意した。日本語版は5万部を準備。チケットは日本語版12万枚、英語・中国語版2万枚を用意した。

 このほど市内で開いた参加店の会議には約40人が参加。事務局で、たい焼き店を営む山本桂子さん=松本市元町=は増加する外国人利用者に触れ、「中国語表記を加えたので台湾や香港、シンガポールの方々にも勧めてください」と呼び掛けた。

 企画は09年、松本城を訪れる観光客に街中を回遊してもらおうと始めた。山本さんは「自分の店だけでなく、松本をもり立てようと参加店が集まってくれている。年を追うごとに(企画が)周知され、はしごを楽しんでくれる人も増えた」と手応えを話す。

 マップはスタンプラリーの台紙になっており、10店分と20店分でそれぞれクリアファイル1枚、30店分でTシャツなどがもらえる。期間は来年5月末まで。問い合わせは山本さん(電話090・2550・8331)へ。

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