初めて造った白ワイン(右)と赤ワインを並べそれぞれの特徴を話す北沢さん

初めて造った白ワイン(右)と赤ワインを並べそれぞれの特徴を話す北沢さん

長野県 長野市周辺

千曲産ワイン、白もできた 7月「楽しむ会」提供開始

信濃毎日新聞(2019年6月21日)

 千曲市で地元ワインのブランド化を目指す「市ワインぶどう研究会」が、同市桑原の試験畑で栽培したワイン用ブドウを使い、初めて白ワインを造った。昨年度に初めて醸造した赤ワインも引き続き造り、750ミリリットル入りで計約900本が完成した。赤白の両方がそろったことで、PRを積極化させる考えだ。

 醸造を東御市内のワイナリー(醸造所)に委託し、5月に瓶詰めを終えた。白ワインは爽やかな味わいに仕上がり、暑い日に冷やして飲むのがお薦めという。赤ワインは昨年度よりもアルコール度数が1度下がって12度になり、まろやかな味わいになった。

 赤白合わせた生産量は、昨年度の約3・5倍に増加。7月26日に市内のホテルで「市産ワインを楽しむ会」を開き、提供を始める。研究会代表の北沢文康さん(40)は「今後は県内のワインイベントに積極的に出て、ワインのPRに力を入れたい」と話す。

 研究会は市内のブドウ農家や酒店、市などが2015年に発足させた。25アールの試験畑で赤ワイン用の品種「マルベック」と、白ワイン用の「ソーヴィニヨン・ブラン」などを栽培している。

 ワインを楽しむ会は、午後6時45分から上山田ホテルで開く。参加費4千円。21日から参加を受け付け、定員100人。問い合わせは市農林課(電話026・273・1111)へ。

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