新装して開館する雄川閣のお披露目に駆け付けた村民ら

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秋山郷―渋温泉、観光ルート構築へ 栄村の宿泊施設20日新装開館

信濃毎日新聞(2019年7月17日)

 山ノ内町の渋温泉で小石屋旅館を経営するヤドロク(山ノ内町)は、栄村から指定管理を受けた同村秋山郷の宿泊施設「雄川閣(ゆうせんかく)」を20日に新装して開館する。16日は地元関係者らに施設を披露した。ヤドロクは今夏から、渋温泉と秋山郷を結ぶ観光ルートづくりに取り組む。

 雄川閣は1972(昭和47)年、切明温泉に建築された。建築面積は約520平方メートル。木造2階建てで地下に大浴場がある。解散した栄村振興公社が3月まで経営していた。ヤドロクは8月下旬〜9月上旬、従来の木造の梁(はり)を生かした形でさらに改装を加え、居心地を向上させる。

 新装開館を機に、同社は利用客に宿泊と食事、アクティビティー(遊び)をセットにしたプランを提案する。和風建築での宿泊と秋山郷の自然の魅力を前面にPR。小石屋旅館を訪れる外国人観光客らにも、秋山郷での滞在を提案し、観光の広域化につなげたい考えだ。同社代表の石坂大輔さん(38)は「よりディープな場所に行きたい、と変わりつつある訪日客のニーズに対応したい」と話す。

 アクティビティーには苗場山トレッキングや渓流釣り、ジビエ(野生鳥獣肉)解体などを想定。雄川閣近くの河原には掘れば温泉が湧き出る場所があり「天然の露天風呂」も楽しめる―とする。

 雄川閣は15部屋で、45人収容。1泊2食付きで1万5千円から。問い合わせは雄川閣(電話025・767・2252)へ。

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