伊那オクトーバーフェストの打ち合わせをするバンダレーさん(左)と冨成さん

伊那オクトーバーフェストの打ち合わせをするバンダレーさん(左)と冨成さん

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垣根なく、ドイツ流祭典 伊那で10月、飲んで食べて

信濃毎日新聞(2019年9月18日)

 伊那市荒井のセントラルパークで10月5日、「伊那オクトーバーフェスト」が初開催される。ともに市内在住のドイツ系アメリカ人男性ネイサン・バンダレーさん(33)と、クラフトビール醸造家の冨成和枝さん(32)が、国籍や宗教の違いを超えて飲食を楽しむドイツの祭典を企画。県産食材を使ったドイツ料理やビールの販売があり、信州大生が民族音楽で盛り上げる。

 バンダレーさんの祖先はドイツから米国シンシナティ市へ移住。バンダレーさんは同市で生まれ育った。市民の8割余がドイツ系で毎年秋にオクトーバーフェストがあり、ビールを飲んで交流する。

 2012年に来日し、15年に伊那市へ移住。「古里の催しを再現したい」と、ALT(外国語指導助手)を務めるうちに知り合った友人と自宅や公園で毎秋、小規模な「フェスト」を開いてきた。徐々に集まる人が増え「もっと多世代、多文化の人が集うイベントに」と広く呼び掛けることにした。

 昨秋、伊那公園での「フェスト」で冨成さんと出会った。上伊那産食材でビールを造る冨成さんは、バンダレーさんの思いに共感。2人で準備し、出店者を募ってきた。

 当日、冨成さんは4種類のクラフトビールや伊那市産野菜を盛ったピザを出す。地ビールを用意する人もいる他、県産リンゴを使ったホットアップルサイダーを提供する喫茶店も。中川村の女性が加工したジビエ(野生鳥獣肉)を使ったホットドッグもある。信州大のケルト音楽研究会は、フェストをイメージした曲を奏でる。

 「誰もが幸せとくつろぎの時間を過ごせるのがフェストの魅力」とバンダレーさん。ドイツ起源の祭典は秋の収穫物に感謝する意味もあり、冨成さんは「長野県の大地から生まれる食材の魅力も発信したい」と話している。午後3〜8時で入場無料だが、ビールや料理は有料。

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