県内産の果物などを使ったアイスクリームを提供するケルトンさん(左)

県内産の果物などを使ったアイスクリームを提供するケルトンさん(左)

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米の人気アイス店、日本1号店松本に 塩尻に30年住むケルトンさん

信濃毎日新聞(2019年9月27日)

 塩尻市に住んで30年になる米ペンシルベニア州出身のボイヤー・ケルトンさん(58)が今月、松本市大手4の縄手通りに、米国のアイスクリーム店「MT.DESERT ISLAND ICECREAM(マウントデザートアイランドアイスクリーム)」の日本1号店をオープンした。乳脂肪分の割合が高く濃厚な米国流のアイスに、信州の旬の果物や野菜を合わせた。

 日本の庭造りに関心があり、大学時代に交換留学で初めて来日。1990年から塩尻市に住み、中学校の英語指導助手や、英会話や翻訳の会社を設立するなど仕事をしてきた。アイスクリーム店は、友人のリンダ・パーカーさんが米国で立ち上げた店を松本でも開こう―と意気投合したのがきっかけだ。

 ケルトンさんは幼いころ、牛を飼う祖父の手作りアイスクリームを食べるのが楽しみだった。「牛乳の割合が高くて濃厚。ご褒美だった」と語る。日本では食品衛生法に基づく省令などで、乳脂肪分8%以上の製品を「アイスクリーム」とするのに対し、店では16%以上を提供。ピーナツバターやバターミントといった米国ならではのレシピの他、長野市川中島産の桃、池田町にある酒蔵の酒かす、松本産のバジル、安曇野産のラズベリーなど、旬の果物や野菜も用いてレシピを研究し、常時20種類を用意する。

 米メーン州にある本店は夜11時まで営業し、夕食後に立ち寄る人でにぎわうという。松本店も午前10時から夜9時まで営業し、ケルトンさんは「夜の散歩や飲んだ後などにも気軽に楽しんで」と話す。材料にする地元産食材のアイデアも募集中だ。

 ケルトンさんは同店の日本支部の権利を取得。東京都内や静岡県内にある観光地での出店の引き合いもあり、1号店が軌道に乗れば県外でも展開していく考えだ。

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