空間の装飾用にデザインした書作品を手掛けるインテリア書道家の青木欣美さん(64)=福井市=の個展(福井新聞社後援)が3月2日、同市春山1丁目のカフェさくら通りで始まった。現代の暮らしになじむアートとしての書の表現を披露している。31日まで。
「インテリア書」は、洋風化した日本の家の玄関や居間に飾るため、アートを融合させた書作品。「桜」「旅」「嘘(うそ)」といった漢字や「cool」「nice」などの英単語も題材にし、約20点を並べた。
「海」の文字の背景に波の模様を合わせるなど、作品は額装と一体で表現されている。青木さんは「見る人によってそれぞれの風景や情景を思い浮かべてもらえたらうれしい」と話していた。