しなの鉄道(上田市)が19日に公開した新型車両「SR1系」。車体は高原の風をイメージした濃い鮮やかな青色が特徴だ。これまでになかったトイレやインターネット環境を整え、利便性や快適性が向上。乗降時のメロディーは県歌「信濃の国」を流し「信州らしさ」も打ち出す。
新型車両は無線LAN「Wi―Fi(ワイファイ)」の専用機器を設置。電源コンセントも座席下に配備した。
平日朝は6両編成の「しなのサンライズ号」を小諸―長野間の下り1本、平日夕に4両編成の「しなのサンセット号」を上田―長野間で上下計3本運行する。
土日祝日は「軽井沢リゾート号」を長野―軽井沢間、軽井沢―妙高高原間でそれぞれ上下1本ずつ運行。テーブル付きの席があり、県産の食材を使ったサンドイッチなどの軽食が付いたプラン(1週間前までに予約)も用意した。
運輸部次長の町田和彦さん(59)は「窓も大きく、車窓がきれいに見える。乗って実感してほしい」と話した。