県外観光客らでにぎわう一乗谷朝倉氏遺跡の復原町並=6月20日、福井県福井市城戸ノ内町

県外観光客らでにぎわう一乗谷朝倉氏遺跡の復原町並=6月20日、福井県福井市城戸ノ内町

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光秀ゆかりの地活況 福井の朝倉氏遺跡、明智神社、称念寺

福井新聞(2020年6月27日)

 新型コロナウイルス感染症が福井県内で沈静化し、戦国武将・明智光秀ゆかりの地ににぎわいが戻り始めている。福井市の一乗谷朝倉氏遺跡や明智神社、光秀が門前に10年間暮らした坂井市の称念寺では、関西や中京、北陸からの個人客が久しぶりの観光を満喫している。

 NHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」は5月17日に越前編が始まり、福井県は翌18日に週末の外出自粛要請を解除。二つのタイミングが重なり、県内ゆかりの地では県内客を中心に来訪者が増え始めた。

 朝倉氏遺跡では6月5日に復原町並を再開。好天に恵まれた週末の6、7日は、例年と比べても遜色のない920人余りが入場した。県をまたぐ移動自粛が全国で解除されたことでさらに活性化し、20、21日の週末は1900人が訪れた。

 朝倉氏遺跡から4キロほどの距離にあり、かつて光秀が居を構えたと伝わる地にある明智神社。ここ半年で1万1500人が参拝しているが、このうち3割強の3900人が越前編スタート後の1カ月で訪れている。

 称念寺では休日には1日平均150人が参拝。県内客が多かったが20、21日には県外からも大勢訪れた。光秀とゆかりがある全国50カ所の観光地巡りを目標に月1回旅行していたという京都市の男性(54)は、「外出は久しぶり」と境内をじっくり見学。御朱印を購入し明智神社に向かった。

 ただ、大型バスによるツアーはほとんどなく、「通常に戻るにはまだ時間が掛かる」(岸田清・朝倉氏遺跡保存協会長)のが現状。称念寺観光おもてなし実行委員会は7、8月、「越前に生きた明智光秀展」を敦賀市の海鮮市場「日本海さかな街」で開き、県外客へのアピールを強める。

 中断している「麒麟がくる」の撮影は30日に再開される。「将軍足利義昭が一乗谷にいたから光秀の運勢は大きく変わった」と岸田会長。2人の出会いの場面などで盛り上がり、県内ゆかりの地がさらに注目されることを期待している。

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