飛沫が付着しやすい部分を覆う不織布シーツ

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飛沫感染リスク減、不織布シーツ開発 北ア・蝶ケ岳ヒュッテ

信濃毎日新聞(2020年8月27日)

 北アルプス蝶ケ岳(2677メートル)山頂近くの山小屋「蝶ケ岳ヒュッテ」が、新型コロナウイルス対策として、宿泊者が使う布団を覆う不織布シーツを開発した。飛沫(ひまつ)が付着しやすい顔付近の掛け布団と敷布団を覆い、感染リスクを減らし、宿泊者の安心感につなげる。ヒュッテで販売するほか、オンラインショップでも27日に発売する。

 現在、宿泊者にはシーツやシュラフの持参を勧めているが重いため負担が大きく、安曇野市の衣料品小売業カクミズと開発を進めていた。

 クリアファイルのように2辺に縫い付けがなく、簡単に布団を挟める。掛け布団用と敷布団用の2枚で1セット。合わせて約130グラムと軽く、購入した人は3、4回繰り返して使える。

 1セット1500円(税込)。北アの複数の山小屋から問い合わせがあり、既に納品しているという。人が寝袋型の不織布に入るインナーシュラフのタイプも開発済みで、今後販売する。蝶ケ岳ヒュッテの中村梢社長(25)は「欧米の一部ではインナーシュラフが浸透してきている。ウィズコロナの時代の取り組みとして広げたい」としている。

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