松本市の中町商店街振興組合などは２０、２７日、中町通りの一部区間で一般車両の進入を禁止し、歩行者に散策や買い物を楽しんでもらう「トランジットモール」を実施する。松本パルコ（松本市）とイオンモール松本（同）による消費喚起キャンペーン「松本ショッピング創生プロジェクト」（１８〜３０日）に合わせ、にぎわいの創出を図る。

　両日とも午前１１時〜午後４時、多目的施設「中町・蔵シック館」付近から国道１４３号までの約２００メートル区間を規制。公共交通のバスは通行でき、自転車は歩いて押してもらう。

　２０日は同組合と中町まちづくり推進協議会が独自に実施し、２７日は市を含めた３団体が行う。市公共交通・渋滞対策課によると、３団体によるトランジットモールは、実証実験として昨年夏に２回行って以来。歩行者数などを調べて効果や課題を検証する。

　当初は２７日のみの予定だったが、パルコ側から同組合にキャンペーンへの協力依頼があり、２０日も実施することにした。