仕込み作業で「梗」の部分を取り除く従業員

仕込み作業で「梗」の部分を取り除く従業員

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実りの秋、塩尻でワインの仕込み メルシャンのワイナリー

信濃毎日新聞(2020年10月3日)

 ワイン大手メルシャン(東京)が塩尻市の桔梗(ききょう)ケ原で運営する「シャトー・メルシャン桔梗ケ原ワイナリー」で2日、今年の仕込み作業が始まった。ロゼや赤ワインを造っており、11月上旬まで発酵作業などを続け、来年夏以降に750ミリリットル瓶約2千本を同ワイナリーで販売する。

 この日はロゼ用に桔梗ケ原産メルロー約2トンを専用の機械に投入。「梗(こう)」と呼ばれる枝の部分が自動的に取り除かれ、残った梗は選果台で従業員が手作業で取った。その後は果汁を搾り、タンクへと移した。

 同社は市内の自社管理畑約15ヘクタールでメルローなどを栽培する。ワイナリー長の勝野泰朗さん(47)によると、今年は7月の長雨や日照不足で色づきなどが遅れ気味に。8月の好天で持ち直し、色づきや糖度は例年並みに良好という。「仕込みが始まると気持ちが引き締まる。楽しい仕込みにしたい」と話していた。

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