12月のオープンに向けて準備が進む須坂市峰の原高原のスキー場=17日

12月のオープンに向けて準備が進む須坂市峰の原高原のスキー場=17日

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運営刷新、12月5日オープン 須坂「峰の原高原スキー場」

信濃毎日新聞(2020年11月18日)

 須坂市峰の原高原のスキー場が今季、ビルメンテナンスの信光オールウェイズ(東京)による運営で営業を再開することになった。スキー場は同市野辺の「インフィニティドリーマーズ」が運営していたが、昨季は台風19号による被災などで休業。その後に撤退したため、今季の営業が危ぶまれていた。12月5日にオープンする。

 信光オールウェイズは本業の傍ら、2018年からアウトドア施設の運営に参入。女性向けに優雅なキャンプが楽しめる「グランピング」施設や音楽イベントが開けるキャンプ場を千葉県で運営。東京でキャンプ体験ができるカフェも開いている。

 峰の原高原は標高約1500メートルにあり、スキー場には9本のコースと2本のリフトがある。同社は「リワイルドニンジャスノーハイランド」と名称を変えて営業を再開する方針。アイスクライミングなどの体験ができる施設を今後整備。かまくらのようなドーム型の施設も造り、夜空をイメージした照明の下で食事を楽しめるようにする。

 スキー場は18年に、それまで運営してきた会社が撤退。都内の業者が社名をインフィニティドリーマーズとし、所在地を須坂市に変更して運営を引き継いだ。だが経営不振などから、スキー場の敷地と施設を所有する一般財団法人「仁礼会」(須坂市)は今年2月、契約を解消していた。

 その後、信光オールウェイズが仁礼会にスキー場運営を申し出て、合意した。台風19号でゲレンデの一部に流出した土砂は、仁礼会が撤去した。同社のスキー場担当の山口雄輝さんは「コンパクトな分、さまざまなアイデアが試せる。地元の人が誇れる施設にしていきたい」と話した。

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