降り続く雪の中、上高地から目的の山に向かう登山者=30日午前9時、松本市安曇

降り続く雪の中、上高地から目的の山に向かう登山者=30日午前9時、松本市安曇

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北ア入山 登山者まばら

信濃毎日新聞(2020年12月31日)

 年末年始を北アルプスで過ごす登山者が松本市安曇の上高地から入山している。30日の上高地はしんしんと雪が降り、時折吹く強風で視界が悪くなるあいにくの天候。新型コロナウイルスの影響もあり、登山者の姿はまばらだった。それでも大きなザックを担いで河童橋のたもとを通り、目的の山に向かう人の姿が見られた。

 福岡市の松本秀雄さん(70)は10年ほど前からほぼ毎年、北アで新年を迎えている。天候が回復すれば、今回は蝶ケ岳で初日の出を拝むつもりだ。「冬山は寒くてつらいこともあるが、また来たいと思わせる不思議な魅力がある」と言う。甲府市から訪れた関野経夫さん(53)は悪天候を考慮し目的地を蝶ケ岳から長塀山に変更。「日頃から新型コロナ対策を徹底して登山に臨んでいる」と話した。

 北ア南部地区山岳遭難防止対策協会によると、冬山登山相談所がある釜トンネル前から上高地に向かった人は、昨年同時期の半分ほど。大雪と冷え込みが予想され、登山者に慎重な行動を呼び掛けている。

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