長野県松本農業農村支援センター（松本市）は、県産食材を使ったレシピ集のリーフレット「プロが教えるお店のレシピ」を作った。新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間が増えており、松本地域にある飲食店が提供する料理を自宅でも作りやすいように改良。レシピ投稿サイトの県公式アカウントにつながるＱＲコードも掲載した。
　
　レシピを提供したのは、中華料理店やカフェ、そば店など２０店舗以上。信州サーモンを使った丼やシューマイ、松本一本ねぎの炒め物といった、県産食材を生かした２４のレシピが並ぶ。中には、松本市奈川地区の郷土料理「とうじそば」のレシピもある。
　
　支援センター農業農村振興課主任の横山朝子さん（３５）は「自宅で過ごす時間にこのレシピを使って楽しみ、県産食材や地域の飲食店についても知ってほしい」と期待する。横山さん自身も自宅で「色々キノコの麻辣和(マーラーあ)え」や「五平餅」などを作り、家族で味わったという。
　
　リーフレットは松本市の県松本合同庁舎や松本地域の市役所や村役場、掲載店舗に用意。支援センターのホームページにもＰＤＦデータを掲載している。