茅野市北山の横谷渓谷にある乙女滝(標高約1250メートル)のしぶきが凍り、滝の周りに大きな氷塊がいくつも出来上がっている。19日に見られた氷は、大きいもので高さ約3メートル、横幅約2メートル。今後の寒波次第で、さらに大きくなる可能性があるという。
滝の落差は約25メートル。蓼科中央高原観光協会によると、滝の周囲は昨年12月下旬から凍り始めた。ただ、今季は上流で工事をしている影響で例年より水量が少なく、氷は小さめという。
乙女滝は南向きのため、渓谷の他の滝よりも氷が解けるのが早い。氷が見られるのは2月中旬ごろまで。20日は二十四節気の大寒。同協会は「氷を長持ちさせるために、さらなる冷え込みを期待したい」としている。