石井味噌(みそ)（松本市）と刃物など製造の貝印（東京）は、豆をつぶす「ミンサー」とみその材料をセットにしたみそ造り体験セットを開発し、２月６日に購入者向けのオンライン講習会を開く。２２日まで申し込みを受け付ける。

　肉や魚のミンチ料理にも使うミンサーを販売する貝印が、地元小学生などを対象に伝統的なみそ造りの体験会を開いている石井味噌に呼び掛けて企画。セットには、石井味噌が使っている大豆や米こうじ、塩が入っており、ミンサー付きもある。

　「発酵でみその色や香りが変化するのを体感し、発酵食文化を身近に感じてほしい」と、石井味噌の石井康介社長（６０）。貝印カイハウス事業部の竹内紘基さんは「本格的な材料で体験できる。コロナ禍でイベントが減る中、オンラインで楽しんでほしい」と話している。

　出来上がるみその量を２～６キロから選べ、価格は３５００～９４８０円（税込み）。貝印のサイトで購入する。