絵画に囲まれて弾くことができるハーモ美術館のピアノ

絵画に囲まれて弾くことができるハーモ美術館のピアノ

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絵画に囲まれ一流のピアノ弾きませんか 下諏訪・ハーモ美術館

信濃毎日新聞(2021年1月30日)

 ハーモ美術館(下諏訪町)が、ホールにある世界三大ピアノの一つ、オーストリア・ベーゼンドルファー社製のグランドピアノを、誰でも有料で弾けるサービスを始めた。新型コロナウイルスの影響で来館者が減っていることを逆手に取り、芸術作品に囲まれて一流のピアノを弾きませんか―と呼び掛けている。

 ホールは吹き抜けで、周囲にはシャガールやダリ、ピカソ、マティスといった巨匠の版画作品など約60点が並ぶ。オペラ歌手の故佐藤しのぶさんやバイオリニストの葉加瀬太郎さんらがコンサートを開いたこともある。「一流の楽器を独り占めできる好機」と昨年11月にサービスを始め、親子で演奏を楽しんだり、リピーターが現れたりと好評という。

 「こんなときだからこそ一流のものに触れてほしい」と学芸員の森全康さん(39)。ホールは貸し切りではないため、演奏中に来館者が訪れ、演奏を聞きながら絵画を鑑賞する場合もある。

 新型コロナの感染状況によるが、3月いっぱいまで続ける予定。少人数の練習利用も受け付ける。予約制で1時間3300円(税込み)。問い合わせは同館(電話0266・28・3636)へ。

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