こまくさ園が商品化したヒマワリ油

こまくさ園が商品化したヒマワリ油

長野県 伊那路 グルメ

素材厳選、ヒマワリ油完成 飯島の障害者作業所

信濃毎日新聞(2021年5月20日)

 飯島町の障害者作業所「こまくさ園」が、育てたヒマワリの種から作ったヒマワリ油を初めて商品化した。利用者が地域の畑を借りて種まきや種の選別などを行い、透き通った黄色く香ばしい油ができた。利用者の収入源となることを期待している。

 町内でレストランを経営する職員堀川克己さん(55)が地元の食材を探す中でヒマワリ油を知り、作業所での栽培を提案。中川村でヒマワリを栽培している人から譲り受けた種を、昨年5月に町内の畑約40アールにまいた。9月ごろに16キロの種を収穫。風を送る農機具「唐箕(とうみ)」でごみを飛ばし、利用者が良い種だけをえり分けた。業者に種を搾ってもらうと、200ミリリットル入りの瓶23本の油になった。

 利用者の大島孝さん(55)は「選別は時間がかかって大変だったが、おいしい油になった」。堀川さんは「くせのないナッツのような香ばしさ。サラダにかけるのがお勧め」と話している。1本千円(税込み)で町内の道の駅で販売している。

今月のお得な国内ツアー びゅう

伊那路 ニュース