中野市竹原の菓子店「寺前商店」の店頭に31日、昆虫食の自動販売機が登場した=写真。「カイコのさなぎ」「セミ(メス)」「タケムシ」「激辛コオロギ(ハバネロ)」など10種類の商品を各700円で売っている。
近年、各地で昆虫食の自販機が設置されており、商品の納入業者は「長野県では初めてではないか」。店主の小野沢寛さん(56)は、食料難対策で世界で注目される昆虫食を「信州の伝統としても守りたい」と導入を決めた。
子どもの頃にイナゴや蜂の子に親しんだ小野沢さん。「若い人も食べて、世代を超えたコミュニケーションをしてほしい」