茅野市の車山高原スカイパークスキー場のゲレンデで20日、熱気球に乗れる体験イベントが初めて開かれた。この日は小雨が交じるあいにくの天候だったものの、上空から眺める霧に包まれた幻想的な景色に、観光客らから歓声が上がった。
車山高原観光協会(茅野市)が新型コロナウイルスを気にせず楽しめ、車山高原がもっと盛り上がるイベントをつくろうと企画。佐久市などでバルーンを飛ばす会社などが協力した。
家族連れら約60人が訪れ、ロープで係留され上空約20メートルまで上がる気球に5分ほど乗った。埼玉県所沢市の会社員加藤稜子さん(27)は「初めて乗ったけれども、風に揺られて楽しかった」。妹で大学生の加藤萌生子(めいこ)さん(22)は「飛行機が離陸する時と同じように、すっと浮く感じが楽しかった」と笑顔だった。
次回は27日。午前7時から10時まで。7月以降の休日や、子どもたちの夏休み期間中の開催も計画している。