諏訪市は28日、霧ケ峰高原で自然保護パトロールを行った。一帯の森林化を防ぐために雑木を把握したり、遊歩道の修繕場所などを調査したりするため。夏の本格的な観光シーズンを前に、市や県の職員、土地所有者18人が3班に分かれ、白い花を咲かせたコバイケイソウの群落が揺れる草原を確認して歩いた。
踊場湿原と車山肩、八島ケ原湿原それぞれの周辺3カ所をパトロール。車山肩に向かった班は草原に生えたカラマツの木を確認したり、草原への立ち入りを規制するロープが緩んでいないか点検したりした。文字が薄くなっている案内看板なども確認した。
市環境課の担当者は「雑木は伐採に向け調整する。遊歩道の整備は優先度の高いところから進めたい」と話した。