下諏訪町の下諏訪ローイングパークで10日、全日本中学選手権競漕(きょうそう)大会が2日間の日程で始まった。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止したため2年ぶりの大会で、同町での開催は18年ぶり。全6種目に全国から約190艇が参加し、県内からは唯一ボート部がある地元の下諏訪中の部員がレースに臨んだ。
10日は各種目の予選を実施。11日は勝ち上がった選手による準決勝、決勝を行う。
下諏訪中からは6艇が出場。予選を通過した女子かじ付き4人スカルの3年、小松青空(そら)さん(14)は「普段から練習をしている地元だからこそ、良いレースができた」と喜んだ。男子かじ付き4人スカルの3年、田中准平さん(14)は「明日も気持ちをそろえてこぎたい」と話した。
顧問の樋口諒教諭(31)は「コロナの影響で遠征や大会がなく、モチベーションを保つのが難しかったと思う。最後まで悔いのないようやってほしい」と話していた。