ビオレホール・染物回想館の内部

ビオレホール・染物回想館の内部

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歴史ある建物、交流拠点に 諏訪の染物店を改修

信濃毎日新聞(2021年7月13日)

 諏訪市赤羽根で染物店「紫屋染工場」を営んでいた南箕輪村の両角忠幸さん(69)が12日、同店舗を改修してコンサートや展覧会などができる「ビオレホール・染物回想館」を開いた。地元住民や町づくり団体の仲間と昨年8月から作業。地域の高齢者など、幅広い年代に居場所として活用してもらう。

 建物は、1876(明治9)年に建てられた木造2階建てで、30年ほど前まで使っていた。取り壊しも選択肢だったというが、歴史ある建物を地域の交流の場として残していきたいと改修を決意した。内部には、染料をため込む「藍がめ」や型紙など、当時使用していた道具も並べる。

 この日はこけら落とし企画として、諏訪地方でピアノ教室を開いていた松木明子さんが電子ピアノを披露。両角さんは「地元の皆さんに手軽に利用してもらえる、まちの縁側にしていきたい」と話していた。利用などの問い合わせは両角さん(電話090・1868・0054)へ。

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