駒ケ根市、宮田村産の二条大麦で造ったビール「宝剣岳エール」が今年も完成し、18日、製造元の南信州ビール駒ケ岳醸造所(宮田村)で瓶詰めされた。昨年に続き地元産ホップも使用。同社は「すっきりとした口当たりでメロンのようなフルーティーな香りに仕上がった」としている。
地元での二条大麦の消費拡大や生産振興を目指して2015年から続く。麦芽300キロを7月下旬に仕込んだ。輸入のホップに対し、実が大きく香りの強さが特徴の地元産生ホップの割合を昨年より増やした。竹平考輝常務(56)は「従来の商品になかった味わい。出来栄えの違いを楽しんでほしい」と話した。
330ミリリットル入り4500本を製造。1本税込み524円。20日から上伊那地域の酒販店などに並ぶ。