しなの鉄道（上田市）は２７日から、「佐久地域の星空」をデザインしたラッピング列車「佐久地域星空トレイン」を軽井沢（軽井沢町）―妙高高原（新潟県妙高市）間で定期運行する。これに先立ち２６日には軽井沢―小諸（小諸市）間で臨時列車を運行。いずれも通常の乗車券で乗れる。

　美しい星空が見える佐久地域を沿線住民にＰＲしようと、県がしなの鉄道の協力で１１５系の車両１編成（３両）にラッピングを施した。３両はいずれも青色を基調とし、１両には浅間山を、別の１両には八ケ岳の稜線を星空とともに描いた。残りの１両は、佐久地域にある宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）の巨大なパラボラアンテナをイメージしたデザインとした。

　２６日午後０時半ごろから、小諸駅で出発式を開き、公募で決めた列車の愛称を発表する。臨時列車は午後１時１３分に同駅を出発して軽井沢駅へ向かい、午後２時４分に同駅を出て小諸駅に戻る。２７日以降の運行状況はしなの鉄道のホームページで公表する。