カヌーや自転車、登山といったアウトドアスポーツを通じて自然を楽しむ催し「SEATOSUMMIT(シー・トゥー・サミット)」の「番外編」が17日、飯山市の北竜湖や小菅山などを会場に開かれた。県内外から60人余が訪れ、爽やかな汗を流しながら自然を満喫した。
催しは例年全国各地で開かれ、今年は新型コロナウイルスの影響で相次いで中止になった。飯山市周辺では千曲川や高社山を会場に予定されていたが中止に。催しの実行委員でカヌーを使った事業を手掛けている庚(かのえ)敏久さん(44)が「何としてでもやりたい」と考え、個人で番外編を企画した。
参加者はこの日、小雨の中、北竜湖をカヌーで周遊したり、自転車に乗って市内の飲食店に向かったり。小菅山にあり修験道の霊場として知られる小菅神社の奥社まで登って、雰囲気を楽しんだ。
庚さんは「(催しは)途切れさせないことが大事。来年も開きたい」。大阪府八尾市から参加した畑中規秀さん(61)は「北竜湖は少し紅葉が始まっている。楽しめそう」と話していた。