■下諏訪の本陣岩波家、日本庭園を一般公開
下諏訪町にある旧中山道下諏訪宿の本陣だった「本陣岩波家」の日本庭園が今月末まで一般公開されている。これまでは新型コロナ対策もあり予約を受けて公開していたが、県内外から「紅葉の庭園を見たい」との声が多く寄せられたという。奥座敷では赤く染まったドウダンツツジやモミジが織りなす美しい景色を楽しむことができる。
庭園の植木は江戸時代からのものといい、「コロナで疲れた心を日本の美で癒やして」と28代当主の岩波尚宏さん(49)。訪れた岡谷市の山田文子さん(72)は「錦が織りなしているよう。近くにこんなに素晴らしい場所があり、感激した」と話していた。
公開は午前10時~午後3時。大人500円、子ども300円。
◇
■諏訪の仏法紹隆寺、大イチョウをライトアップ
諏訪市四賀の仏法紹隆寺で、境内にある大イチョウがライトアップされている。夜の闇に黄色が鮮やかに映え、日中とは違った姿を楽しめる。
雄木と雌木が並んで植えられており、樹齢は250~300年。10月下旬から毎日午後5時~8時半にライトアップしている。住職の岩崎宥全(ゆうぜん)さん(43)は「夜は幻想的な光景を見ることができ、昼は青空と黄色のきれいな対比が楽しめるのが魅力」と話す。
きれいな黄葉が楽しめるのは来週ごろまでの見通し。それまでの間、ライトアップも続けるという。